しかし和宮(堀北真希)としてはこれで一生埋れ木で過ごす恐れがなったことになる。当の和宮(堀北真希)は、まだ幼くて何とも思わなかっただろうが、母の観行院(かんぎょういん/若村麻由美)は喜び安堵したことだろう。
5歳の和宮(堀北真希)は、親王の父有栖川宮幟仁親王(ありすがわのみやたかひと)親王から習字の手ほどきを受けた。6歳になると、親王から直に和歌や漢詩を学び始めた。和宮(堀北真希)の終生の心の支えだった和歌は、婚約者が初めて伝授されたものだった
内では、母観行院(かんぎょういん/若村麻由美)や祖父実久(さねひさ)らの慈しみを受け、外では、兄の天皇からの厚い庇護を得て、和宮(堀北真希)は父のない寂しさも忘れて幸せだった。やがて執り行われる親王との婚礼を胸に描きながら、少女らしい日々を過ごしていた。
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